私は、趣味というには行き過ぎるほど写真撮影にのめりこみ、技術だけでなく機材にもこだわりました。プロカメラマンはコストを考えますが、コスト、時間は気にせず、プロができないことをやりました。何度も現地に通い一枚の写真を撮るために、数年がかりで撮影したこともあります。
カメラも一眼レフカメラから、中判カメラ、蛇腹のついた大判カメラまで使いその品質に徹底的にのめりこみプロ以上の作品を求めてきました。
名草神社の三重塔を始め、別宮の棚田、天滝、養父神社など何度も何度も通い続けました。そのうち自分で撮影するだけでは物足りず、この素晴らしい風景を多くの方に知ってもらいたいと思い、郵便局長を早期に退職し「ルクス株式会社」という旅行業と、交通インフラが決して良いとは言えない但馬を案内しやすいよう貸切バス業を起業しました。ルクスは 見ル 聞ク 話ス 明ルクスる 明るさの単位からとりました。
個人が起業するには無謀ともいえる業種に、周りの反対を押し切り行動に移した一番の理由は、養父市はええとこ「好きやねん養父」の気持ちが強いからでした。
国交省から許可を得て、1か月営業したら途端にコロナ禍。
既存の会社ですら廃業、倒産等どこも大変ですが、開業間なしのわが社はことさら厳しい毎日を送っています。
バス利用の観光がまったく動かない中、今取り組んでいるのがドローンです。
ドローンで見る景色は、これまで撮影した風景を更に魅力的に見せてくれます。
別宮の棚田は、これまで撮影してきた写真と違い、集落から杉林の立体的な景色を超えるといきなり開けた棚田が広がってきます。
天滝は下から上に、上から下に直角に見ることができます。
名草神社の三重塔は屋根にいる4匹の猿をはっきりと見ることができます。
養父神社は上空から見ることにより、拝殿、本殿、社務所、橋と紅葉がこんなにも調和された建造物なんだと感心させられます。
雪の積もった養父神社は、上空から見ると生き物のような生命を感じます。
ドローンは記念撮影にも向いています。カメラを向けられると怪訝な顔をする方もドローンが来ると老若男女手を振り笑顔になります。
コロナ禍がひと段落して帰省されるときには、是非是非、地元を知り尽くした弊社のバスをご利用いただき、ドローンで記念撮影をしながら案内させてください。
ルクス株式会社 代表取締役 塚本正彦
養父市上野298-1 ルクス株式会社 079‐660-3065